彫 刻 方 法

手彫り

 印鑑の彫刻法は、完全手彫り手彫り手仕上げ機械彫りに分けられます。
 印鑑の製造工程には16あり、その中で主要な3つの工程(字入れ・荒彫り・仕上げ)をどの程度手仕事で行うかによってどの彫刻法に相当するかが決まります。

 「荒彫り」とは、文字の線に影響しない余白部分を彫る工程です。実際に印影となる文字を書く「字入れ」と、文字の線を彫り整えて完成させる「仕上げ」が印影に大きく影響します。

 〇完全手彫り・・・全行程手仕事
 〇手彫り・・・・・荒彫り工程のみ機器使用 
 〇手仕上げ・・・・荒彫り工程に機器使用、字入れは主に既存の書体を全面手修正
 〇機械彫り・・・・荒彫り、仕上げ工程に機器使用、字入れは既製書体の組み合せ

彫刻法の手仕事割合
  完全手彫 手  彫  り 手仕上げ 機械彫り
字入れ
(印影となる文字を書く)

×
荒彫り
(余白をおおまかに彫る)
× ×
仕上げ
(文字を彫り整える)
×

        (〇:全行程手仕事、△:一部機器使用、×:主に機器使用) 

※ 当店では彫刻法を「完全手彫り」、「手彫り」、「手仕上げ」から選んでいただけます。
 「完全手彫り」、「手彫り」共に、印章彫刻技能士1級及び、伝統工芸士の国家資格を持つ職人の手によるものです。